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    レポートでの生成AI利用の明記の仕方|大学ごとの記載項目と記入例

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    レポートでの生成AI利用の明記の仕方|大学ごとの記載項目と記入例

    多くの大学は、レポートで生成AIを使った場合、使ったツールの名称、利用した箇所、そして大学によっては日付やプロンプトまで明記するよう求めています。文部科学省の通知も、利用した旨と生成AIの種類・箇所を明記させるよう大学に示しています。※1 求められる項目は大学や授業によって異なります。まずはシラバスの指示を確認してください。

    Cognityは、学生が生成AIと一緒に課題に取り組む過程を記録する、AIの可視化ツールです。本ページでは、大学ごとの記載項目を比べ、そのまま使える記入例を紹介します。

    大学ごとの記載項目の比較

    大学ごとに項目の名前は少しずつ違いますが、「使ったこと」「どのツールか」「どこに使ったか」はほぼすべてに含まれます。そこから日付、目的、プロンプトと出力まで求める大学もあります。

    出典明記する項目
    文部科学省 高等教育局(2023年)利活用した旨、生成AIの種類・箇所等※1
    慶應義塾(2023年)生成AIを利用した旨※2
    京都大学(2026年)作業の記録を残し、求めに応じて、どの過程で、どの生成AIを、どのように使ったかを示す※3
    帝京大学(2023年)ツールの名称、利用箇所、ツールへの入力とツールからの出力※4
    上智大学(2025年、課題文の例)使用した生成AIの種類、文章を生成した年月日、用いたプロンプトの文言※5
    滋賀県立大学(2026年)名称・利用日・利用目的・利用箇所等。レポート末尾や脚注に記載※6

    同じ大学の中でも、授業によって利用自体が認められないことがあります。慶應義塾は、授業で独力での作成が求められる場合には生成AIの利用を認めないとしています。※2

    参考文献での書き方

    参考文献は、授業で指定された引用の形式に合わせて書きます。東北福祉大学の出典記載ガイドラインは、本文ではAIの文章を「」でくくって(OpenAI, 2024)のように示し、参考文献には次のように書く例を挙げています。※7

    • APA形式の例: OpenAI. (2024). ChatGPT (May 13 version) [Large language model]. https://chatgpt.com/

    そのまま使える記入例

    上の各大学の項目をまとめた記入例です。シラバスの指示に合わせて、項目を削ったり加えたりして使ってください。

    生成AIの利用について

    • 使用したツール:(例:ChatGPT、2026年9月30日に使用)
    • 利用した目的と段階:資料調査/構成の検討/下書きへの助言/その他(  )
    • 入力したプロンプト:主なプロンプトをそのまま記載、または画面を添付
    • レポートへの反映の仕方:そのまま引用/要約/修正して使用/参考にしただけ
    • 反映した箇所:第○段落の○○の部分
    • 使わなかった回答とその理由:
    • 自分で確認した出典:

    最後の二つの項目は、求めていない大学がほとんどです。ただ、学生がAIの答えをどう取捨選択したかが表れる部分で、教員にとっては最も読む価値があります。

    明記しなかった場合の扱い

    文部科学省の通知は、生成AIの出力をそのまま提出することを一般に不適切としています。※1 帝京大学は、明記の仕方をウェブサイトの引用と同じように扱うよう示しています。※4 生成AIの利用を明記せずに提出すれば、出典を示さない引用と同じ問題になりえます。

    反対に、ルールに沿って明記して使うことは問題になりません。明記は「AIを使いました」という告白ではなく、レポートのどこまでが自分の仕事かを示すことです。

    利用の記録を自動で残す方法

    利用の記録は、課題に取り組む場所の中にやりとりを残せば、書き写す必要がなくなります。Cognityでは、学生がAIチューターのJelloと一緒にレポートを書き、プロンプトと回答が段階ごとに自動で記録されます。教員は提出物の横ですぐに確認できます。

    Cognityの教員画面「会話」タブ。執筆の段階で、学生が成績向上の根拠を言い切れるかJelloに尋ね、Jelloが研究結果は分かれていると答えている
    「会話」タブ。学生がどの段階で何を尋ね、Jelloがどう答えたかがそのまま残ります。学生が利用の記録を書き写す必要はありません。

    学生にはリンクを送るだけで参加してもらえます。アカウント登録は不要です。もちろん、大学単位で導入する場合は、学内のLMSとの連携もできます。

    よくある質問

    Q1. プロンプトはすべて書く必要がありますか?

    大学や授業によって異なります。上智大学の課題文の例のようにプロンプトの文言まで求める場合もあれば、利用した旨だけでよい場合もあります。シラバスに指定があれば、その方法に従ってください。

    Q2. 文章の校正や翻訳に使った場合も明記しますか?

    授業の指示に従います。文部科学省の通知は、文章校正や翻訳の補助を生成AIの活用が考えられる例に挙げていますが、明記の要否は各大学・各授業が決めます。※1 迷ったときは、提出前に担当教員に確認するのが確実です。

    レポート課題の運営そのものをどう変えるかは、生成AI時代の大学レポート課題に、授業全体での使い方は大学向けCognityにまとめています。

    参考資料

    1. 文部科学省 高等教育局(2023)「大学・高専における生成AIの教学面の取扱いについて(周知)」
    2. 慶應義塾(2023)「生成AIの利用について」(塾生サイト)
    3. 京都大学(2026)「教育・学修における生成AI利用に関するガイドライン」
    4. 帝京大学(2023)「生成AIの利用について(学長通知)」
    5. 上智大学(2025)「教育における生成AI利用に関するガイドライン」
    6. 滋賀県立大学(2026)「生成AIの利用について」
    7. 東北福祉大学(2025)「生成AIを利用する際の出典記載方法ガイドライン(第1版)」

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